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乳酸菌・微生物活用技術を人々の心とからだの健康≠ノ活かし、世界の皆さまに信頼され愛される企業に 代表取締役社長 岸上 克彦

歴史ある「カルピス」ブランドの変わらぬもの≠ニ変えていくもの


1919年に発売した乳酸菌飲料「カルピス」の創業者・三島海雲はおいしさ∞滋養になること∞安心感のあること∞経済的であること≠フ4つを「カルピス」の基本価値としました。その後これらの価値を柱に、微生物の研究に向き合い、時代に合った商品を開発することで、カルピス社の商品は社会に浸透し、幅広いお客さまに愛されてきました。100年近い歴史の中、「カルピス」ブランドが3世代、4世代と支持され続けてきたのは、お客さまからの信頼の証しであり、私たちはその重みをしっかりと受け止めなければなりません。
カルピス社は創業以来、おいしさ∞健康∞安心∞経済性≠ニいう変わらない価値を守りながらも、変化する社会環境やお客さまのニーズに合わせて、より高い付加価値を提供してきました。例えば、戦前・戦後の食糧が十分でなかった時代、当社は人々の健康に役立つために、栄養になり得る商品を開発しました。現在の研究では、単にからだに良い≠セけではなく、一緒につくって飲む≠アとによって生まれるコミュニケーションやストレス・リラックスなどといった心理面の領域にも深化させており、時代の健康ニーズに応えるために常に新しい価値を追求し続けています。
カルピス社の長い歴史の中で培ってきた世界トップクラスの微生物活用技術を活かし、引き続き海外にも心とからだの健康≠ノ役立つ価値を提供する企業を目指してまいります。

100 年の信頼を世界の信頼に


2019年に誕生100周年を迎える「カルピス」ブランドを、さらにこの先50年、100年と育てていくために大切なのが、その価値をより広く届け、世界中で愛されるよう磨いていくことです。国民飲料≠ニして国内で親しまれてきた「カルピス」も、現在では東南アジア・アメリカをはじめとする世界各国へと市場を拡大しています。微生物の働きによる発酵食品の健康価値は、世界各地においてさまざまな形で認められているところであり、特にこれから発展していく国や地域で、子どもたちの健やかな成長に貢献していく意義は非常に大きいと考えます。カルピス社独自のノウハウを活用し、これからは海外にも各国のニーズに合わせた心とからだの健康≠ノ役立つ価値を提供していくことが私たちの使命であると考えています。

次世代社会を見すえ、カルピス社らしい形で貢献


「カルピス」ブランドを通じたコミュニケーション活動として、2014年も、全国の小学校への出前授業「『カルピス』こども乳酸菌研究所」に引き続き取り組みました。私も講師として子どもたちと触れ合う機会を得ましたが、好奇心をもって顕微鏡で乳酸菌を観察し、未来に向かって乳酸菌をどのように役立てたいかを真剣に考える様子を見ることができました。この取り組みは、カルピス社らしい次世代育成であるとともに、社員にとって子どもたちと未来を共有する貴重なチャンスであり、今後も積極的に続けていきたいと思います。
また2015年は、堆肥化促進材「サーベリックス」に関する研究が評価され、『第24回地球環境大賞』において『農林水産大臣賞』を受賞しました。カルピス社独自の枯草菌(こそうきん)「C-3102株」を含有する「サーベリックス」は、食品廃棄物を減量しつつ良質な堆肥をつくることができ、その堆肥により農作物の収量増加も図ることができます。今回の受賞は、私たちが目指す循環型社会への貢献に取り組む研究が評価されたものであり、今後も社会的な視点に立って、新技術・新製品の開発に取り組み、持続可能な社会に寄与していきます。国内だけでなく、アジア・アフリカなどの農業振興を進める地域でも、低コストで始められる循環型農業の支えとなっていければと考えています。

※ 地球環境大賞:地球温暖化防止や循環型社会の実現に寄与する新技術・新製品の開発、環境保全活動・事業の促進や環境意識の啓発に取り組んだ企業、団体を対象とした顕彰制度。

「カルピス」ブランドに誇りをもち、コアの強さで共にチャレンジを


さらなる市場展開に向けては、アサヒグループの一員としてシナジーを発揮していくことが不可欠です。私は2015年3月より、カルピス社とアサヒ飲料社の社長を兼務する形で就任しました。アサヒグループが「食の感動」を通じて世界で信頼されるグループを目指す中、両社の連携を強め、スピード感をもって企業価値を向上していくことにより、「カルピス」ブランドをなくてはならない存在にしていくことができると信じています。
社内においては、社員一人ひとりがいきいきと働ける活力ある職場づくりを目指しています。世界の幅広い世代に愛される「カルピス」ブランドを育んできた当社には、国境や世代を超えた人財の多様性を受け入れやすい土壌があります。性別、国籍、年齢、価値観などさまざまな違いをもつ人々の活躍推進により、ダイバーシティの取り組みを進め、ますます多様化する市場ニーズへの対応を強化していきます。
社員には、私たちが脈々と受け継いできた微生物研究や発酵技術をさらに発展させるとともに、「カルピス」ブランドに自信と誇りをもち、それらを活かしたチャレンジを続けてほしいと望みます。そのためには社会の状況や変化を敏感に察知し、私たちの強みをどのように役立てていけるかを常々考える姿勢が欠かせません。
青山元不動白雲自去来(せいざんもとふ どうはくうんおのずからきょらいす)」これは私の座右の銘ですが、「どこで何をするにしても、変わりゆく雲に動じない山のように、落ち着いて物事に取り組むこと」と私なりに解釈し、いつも強く思うようにしています。
カルピス社の大きな特長である自由闊達な風土は、組織の中に壁を設けず、皆が自分の意見を進んで言い合う環境の中で培われたものです。今後もそれを大切に、社員一丸となって共に明るい未来づくりに向けてチャレンジしていきたいと思います。

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